抗がん剤治療と副作用


がんの治療方法の1つ【抗がん剤】。
ご存知のとおり、抗がん剤により、がん細胞の増殖を抑えたり、成長を遅らせたり、転移を防いだり、再発を防止したりといった効果が期待できます。

手術治療や放射線治療は、がんに対しての局所的な治療。
一方、抗がん剤は、より広い範囲に治療効果を期待できる治療です。

そのため、抗がん剤には副作用があることを認識すべきです。
副作用としては、つぎのようなものがあります。
・吐き気
・だるさ
・食欲低下
・下痢
・しびれ
・肝臓への影響
・腎臓への影響
・骨髄への影響 ・・・など。

副作用が起こる時期も、治療数日後、1週間後、数週間後と、内容によって異なります。

事前に担当医師にしっかりと確認してから治療を受けましょう。

(引用・参考)
http://ganjoho.jp/hikkei/chapter3-1/03-01-05.html

■抗がん剤の種類
抗がん剤は、作用の仕方などによって、いくつかの種類に分類されています。
化学物質によってがんの増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療を「化学療法」と呼びます。
一方、がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえ、それを標的にした薬である「分子標的薬」を用いて行う治療を「分子標的治療」と呼びます。
また、がん細胞の増殖にかかわる体内のホルモンを調節して、がん細胞がふえるのを抑える「ホルモン剤」を用いた治療を「ホルモン療法(内分泌療法)」と呼んでいます。
薬物療法には、のみ薬と点滴・注射による方法があります。
薬物療法には主に、錠剤やカプセルなどの「のみ薬」による方法と、「点滴や注射などで血管(静脈)に直接抗がん剤を注入する方法」があります。
静脈から点滴や注射によって抗がん剤を入れる場合には、腕の血管など細い静脈に点滴の管を介して入れる方法と、太い静脈である中心静脈まで挿入されたカテーテル(細い管)を介して入れる方法、同じく中心静脈に「ポート」という装置を皮下に埋め込み、必要なときに、体外から薬剤を注入する方法があります。

また、肝臓など、がんの種類によっては特定の臓器に流れる動脈にカテーテルを置いて、血液の流れに乗ってその臓器に集中的に抗がん剤治療を行う「動注」という方法が行われることもあり、この場合にもポートを使って薬剤の注入が行われます。

このほか、治療によっては、腹腔(おなかの中)内、胸腔(肺の周りの空間)内、脳脊髄液(脳や脊髄の周りにある液体)などに注入することもあります。

実際の治療の方法は、がんの種類、広がり、病期、ほかに行う治療や、患者さんの病状などを考慮して検討されます。
特に注射や点滴による化学療法の場合、“治療の日”と“治療を行わない日”を組み合わせた1~2週間程度の周期を設定して治療を行います。
この周期になる期間を「1コース」「1クール」などの単位で数え、一連の治療として数回繰り返して行われるのが一般的です。
途中で効果や副作用の様子を見ながら継続します。副作用が強く出た場合には、量を調整したり、治療を休止あるいは中止することもありますが、副作用を抑える治療を組み合わせたり、副作用に対する治療を併用しながら、治療を進めていきます。

近年では、抗がん剤の進歩や、副作用として起こる症状を緩和したり、副作用に対する治療(支持療法用語集アイコン)が進歩してきたことから、1コース目だけ入院して、2コース目以降は外来で化学療法を行ったり、はじめから入院しないで外来で化学療法を行うことが多くなっています。

治療を受ける際には、治療の方法や予定、予想される副作用やその対処法について担当医に事前に確認しておきましょう。
また、ほかに服用している薬がある場合や妊娠中の場合などには、あらかじめ伝えておくことが必要です。


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