アロマテラピー


アロマテラピーまたはアロマセラピーは、精油(エッセンシャルオイル)または精油の芳香や植物に由来する芳香を用いて、病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクセーション、ストレスの解消などを目的とする療法です。
使用される精油は植物に由来する揮発性の油で、それぞれ特有の芳香を持ち、生物活性が科学的に認められるものもあります。
精油を使った医療は、アラビアやヨーロッパで昔から行われている伝統医学・民間療法のひとつです。
植物療法あるいはハーブ医学から派生したもので、錬金術と深く関係して発展しました。

日本には、江戸時代に西洋医学が伝わった際に、精油を用いた医療が伝わり、蘭方で精油が薬として利用されました。

現在、日本では、広くはアロマコロジー(英語版)(芳香心理学)、美容を目的とする行為、ただ精油の香りを楽しむ行為なども含まれます。

日本では精油業者や美容業界の主導で広まり、趣味や美容法、リラクセーション法の一種として、女性を中心に人気を得ています。
医療の分野では補完代替医療のひとつとして知られており、病気の予防、通常の治療の補助的療法として利用され、介護や看護の場面で行われたり、病室の環境改善に用いられています。

民間での人気の一方、アロマテラピーは医学として用いるにはエビデンスが不十分であり、医療の場で採用するには満たされていない条件が多いため、他の補完代替医療と比べても医学の側からの関心はさほど高くはなく、精油の医学的利用の研究者は少ないが、臨床研究は徐々に増えてきています。

例えば、ティーツリーなどのいくつかの精油は抗微生物活性が認められているが、真菌、細菌、ウィルスに対する臨床研究は依然として十分ではありません。
アロマテラピーに関する厳格な臨床研究は乏しいが、精油を使った治療の可能性について、いくつかのエビデンスが存在します。

アラビアやヨーロッパでは、伝統的に精油が医療に用いられていました。
1930年頃にフランスの調香師・香料研究者ルネ=モーリス・ガットフォセが、精油を使った療法を「アロマテラピー」と名付け、1937年に精油の医療面での利用に関する本Aromathérapie – les huiles essentielles hormones végétales を刊行しました。
「アロマ」は「芳香」、「テラピー」は「療法」で、「アロマテラピー」はこのふたつを組み合わせた造語です。

精油の医療への利用は、第一次世界大戦時にフランスのガットフォセなどにより再評価され、精油の薬効の科学的研究が行われました。
それと同時に、精神に関わる形而上学的な領域にも取り入れられました。
現在でも、精油を使って心身だけでなく魂、サトルボディ(微細身、エネルギー体、霊体)の健康を目指すスピリチュアルな施術者もいます。
ヨーロッパの錬金術では、蒸留により植物から精髄(クィンタ・エッセンチア、第五元素、エーテル)として精油の抽出を目指しており、現在でも精油を植物の力や波動を宿す神聖な医薬品と見なす考え方があります。
また、ヨーロッパ伝統医学における占星術的な身体観(獣帯人間)や植物の解釈、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)のチャクラや中国医学の五行といった理論、宝石療法や波動理論などを取り入れた、スピリチュアルな癒し(心霊治療、波動療法、エネルギー療法)としてのアロマテラピーもあります。

精油が心身に働きかける経路は、次の3つがあると言われる。
1.気化したものを吸入し、嗅覚刺激として中枢神経系に働きかける経路(吸入した場合、肺から血液にも溶けこむ)
2.皮膚に精油を塗った場合に、皮膚を通過して血流に乗り体内に入る経路
3.経粘膜投与(経直腸、経膣投与、うがい液としての使用)、経口投与で、胃や腸などの粘膜から吸収されて血液に溶け込み、全身へ行きわたる経路

精油は数十から数百の揮発性化合物の混合物であり、ひとつひとつの成分がどのように人体へ影響するのかを追跡するのは容易ではなく、人体への影響の詳細は不明な部分が多い。
同じ精油・同じ薬理成分でも、使用法の違い、精油が吸収される経路の違いによって薬理作用は異なり、人体に与える影響はかなり異なることが分かっています。
例えば、サンダルウッドの精油は、吸引すると刺激作用が、マッサージに用いると鎮静作用が見られました。

精油を吸入した場合、におい分子が嗅覚器で神経インパルスに変換されて脳に伝わり、心身に影響を与えます。
蒸散した精油の芳香成分は鼻で感知され、嗅覚刺激として視床下部から下垂体にかけた領域、いわゆる大脳辺縁系に到達します。
大脳辺縁系は、脳の中でも原始的な部分であり、扁桃体と海馬が神経インパルスにより活性化するが、この2つは記憶、性欲、感情、想像力の中枢であることがわかっています。

医療では、看護師ががん患者や妊産婦に対して、睡眠促進、浮腫の軽減、筋肉の緊張の緩和などの目的で行っています。
精油を用いたマッサージや足浴などが、浮腫や不眠等の症状緩和に有効なことは経験的に認められており、活用されています。

参考:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/


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